公益社団法人 富山県診療放射線技師会

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令和5年度 スキルアップセミナー

2024.05.01
令和5年12月9日 富山県立中央病院を会場とし、スキルアップセミナー「救急・STAT画像報告を始めよう!」を企画しました。

参加者の皆様。今回のセミナー内容はいかがだったでしょうか?STAT画像報告委員である田中先生によるSTAT画像報告の現状とこれからの関わりについての基調講演から始まり、県内施設からはSTAT報告体制を整えている施設、普段から救急医とコミュニケーションを取れている施設、放射線診断医からの報告体制がある施設とそれぞれの特徴の違い、そして松本先生の患者の命に関わっている想いが伝わる構成となりました。
私は3時間があっという間に感じたとても充実した内容であったと思っています。
STAT画像報告は今に始まったことではなく、加藤京一前委員長の読影促進委員会から始まり、現在は木暮陽介委員長に変わり、令和3年にSTAT画像報告委員会へと名称が変わりました。STAT画像報告委員らの活動により、緊急性のある画像を医師へ報告できる診療放射線技師の教育体制が着実に整いつつあり、近々ガイドラインが公表されるので、各施設内でコンセンサスを得て、STAT報告の取り組みが広がることに期待しています。
また皆様に最も感じて欲しかった事は、松本先生の講演内容です。これは現地開催だからこそ聞けた、感じとれた内容であったと思います。所見をちゃんと報告していれば、救われる命がたくさんあることが知っていただけたのではないでしょうか?CT画像の特徴を知り、読影できる画像を撮影する事はもちろんですが、「緊急画像の報告は診療放射線技師の義務」「最初に画像を見る・所見に気付けるのは診療放射線技師」。私も同感に思います。私もこの想いを引き継ぎ、明日からの診療に活用していきたいと思います。
今後も、皆様のご期待に添える企画を立案していきますので、本研究会をどうぞよろしくお願い申し上げます。